目次
1. 音楽サブスクに依存することが嫌になった
音楽系のサブスクリプションサービスは素晴しく、 酒場で聞いたおすすめバンドの曲などをすぐ聴くことができる。
2年ほど複数の音楽サブスクを利用していたが、家計の固定費を整理することになりこれらも検討の対象になった。
自宅の環境を楽しくした方が比較的高額な外出を伴う遊びにふけるより良いだろうとも考えたが、 この考えでサブスク費用が膨れていたので思い切って音楽系のサブスクを全停止してみた。
元々音楽を聴く習慣は薄く、手元にCDなどは無かったためそのまま楽曲を聴くこと自体が激減した。
結果としてはかなりさびしい気持ちになり、やはりBGMとして常時音楽を聴き続けることは必須だと考えた。
しかし、元の生活を維持するにはアカウント維持とサブスク費用の支払いが必須となる。 不当な対価とは全く思わなかった。
しかし自分の楽しい生活がアカウント停止など第三者の意思で破壊されかない状況に息苦しさを感じてしまった。
結果として音楽サブスクは素晴しいものという感想を維持しつつ、依存からは脱却したいというわがままな欲求を持つようになった。
2. 音楽サブスク無し生活の方針を検討
音楽サブスク無しで満足した生活を送るには下記3点が満たされれば良いと考えた。
- これまで音楽サブスクサービスで聞いていたプレイリストを引き続き聴ける
- 耳に入った新しい曲を手軽に聞いて試せる
- 新しい気にいった曲も外部サービスに依存せず聴き続けられる
上記を満たす方法として下記を思いつく。
- 1は別途CD購入等で楽曲を個人所有として入手するしかない
- 2は試したい曲をかたっぱしから単品購入すれば満たせる
- 3は1と同様で楽曲を購入する他ない
当然のことだが1と3は他に選択肢はないため、ただそうする。 2の方針は要件を十分満たすが富豪的かつ購入手続が入るため手軽さに欠ける。
検討の余地があるのは 2 だけだが、これは「一時的なサブスク利用は積極的に行う」で妥協案とした。 決してサブスクアンチではなく、ロックインが嫌なだけであるため何の問題もない。
3. 音楽利用に対する個人的な結論
以下の方針で個人の生活事情に合わせてコストやロックインを抑えつつ、音楽による幸福を最大化する。
- サブスク利用で作成したプレイリストの楽曲は全て収集する
- 一気に揃えるお金はないので適当に予算を組んで継続的に
- 既知の楽曲がある程度集まってきたらサブスクは全て解約する
- 日常生活の中で音楽のジャンルや具体的なバンド・楽曲など情報収集する
- 半年に一度などサブスクを復活して好みの曲を把握
- 上記を個別に購入してサブスクは再度全解約
- 「3」に戻って繰り返し
未知楽曲クローリング用のサブスクサービスはプレイリストをそのままCDメディア等に焼けるソフトウェアを備えると良い。 今はiTunesをその用途で採用するか検討中。
4. 具体的な運用方法
機材含めた具体的な運用方法案を記載する。
4.1. 依存機材
- CD-Rディスク: 多数
- 光学ディスクドライブ: 予備のため2点程度保持
- 光学ディスク収納不織布カバー: 多数
- 光学ディスク保存用プラスチックBOX: 多数用意し暗所に保管
- 日常再生用CDケース: 必要なだけ
- HDD: 2個以上
4.2. 運用方法
三つの保存方法で楽曲を保存する。
- 保存用音楽CD
- 日常的な再生等での取り出しはしない
- 音楽CDはそのまま再生するように楽曲を選んで作成する
- 適当なプラスチックBOXにまとめて暗所に保存
- 再生用音楽CD
- 保存用音楽CDの複製として音楽CDを作成する
- 日常の再生に利用し比較的ラフに扱う
- 不織布カバーをリングで綴じるバインダータイプのケース
- 個人的な音楽ジャンルごとにバインダーを分けて多数運用する
- バックアップ用HDDデータストア
- RAID1で組んだHDDによる大容量データストアを用意する
- 自宅の既存NASをそのまま使って良い
- 「保存用音楽CD」をリストア可能なデータを保持する
4.3. 楽曲と音楽CDの管理
楽曲の一覧性とピッキング方法の確保は、Emacs org-mode の文書として以下を管理する。
4.3.1. 再生用CDと目録の作成
- 個人的な音楽ジャンルに「A0」などのコードを振る
- 1文字目のアルファベットがアニメ曲やロックなどおおまかな分類をする
- 2文字目の数字部分で曲の雰囲気などふわっとした細かい分類をする
- 作成した音楽CDにジャンルコード + 正整数2桁でコードを振る
- 作成したCDの収録楽曲は org文書に記載して参照可能にする
- CDにはこのCDコード4桁をペンなどで記載する
- 音楽CDは保管用に1枚と再生用バインダー用に1枚を用意する
- 直近再生の予定が薄い場合は保管用のみでも可
- 再生用の一枚はジャンルコードごとに用意したバインダーに格納する
- バインダーが一杯になったら再生頻度の低いCDを廃棄して入れ替える
4.3.2. 音楽再生等の目録参照方法
- PCへの取り込み時なCD利用時のピッキングはorg文書を参照する
- ジャンルコードとCDコードを unordered list の親子として一覧する文書を用意
- 上記のCDコードは収録楽曲等を記載したorg文書へのリンクとしておく
4.4. 各メディアの保管場所
以上の体制を複数拠点で構築できると良い。
- HDDデータストアは副拠点に対して定期的に同期をかける
- 保管用CD群は定期的にコピーを副拠点に置いておく
- 再生用CDの複数拠点保管まではしない